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脚の長さが違う②
こんにちは!
ワンアップカイロプラクティックの松本です。
仙腸関節のサブラクセーション/フィクセーション(ゆがみ)がある場合に仰臥位
から座位に姿勢を変えると機能的な脚長の変化がみられることがあります。
下肢AはPI腸骨(腸骨後傾)のみられる下肢で、下肢BはAS腸骨(腸骨前傾)で
みられる下肢です。
仰臥位では腸骨がPIしているために寛骨臼が相対的に前方移動しているので、機能的短下肢となり、
座位になり股関節が90度屈曲すると今度は反対に機能的に長くなる。
(参考文献:メリデル・ガッターマン カイロプラクティックサブラクセーション エンタプライズ㈱)
PI腸骨では以下のことが起こります。
・PSISは後下方に動く
・ASIS(上前腸骨棘)と同側の恥骨は上方に動く
・寛骨臼は前外側、わずかに上方に動き、機能的短下肢の原因になる。
・仙骨は相対的に同側の前内側に動く。
AS腸骨ではこの反対が起こります。
しかし、この脚長差が直ちに異常というわけではなくさらに
カイロプラクティック検査であるモーションパルペーションを行い、
右の腸骨が悪いのか、左の腸骨が悪いのか、あるいは両方が悪いのか、
全く別の個所が悪いのか問題点を絞っていきます。
カイロプラクティックは長い・短い・曲がっているなど形はあくまでも指標であり
狙いは動きの悪くなった箇所を矯正して機能改善をさせるものなのです。
結果的に足の長さが揃ったり、曲がってたものが真っすぐになることがあるわけで
決して形の改善を狙っているわけではないのです。
今日もデスクワーク頑張って下さい!
足は組まないように気を付けて下さいね。