症状別解説 顎関節症
こんにちは。
ワンアップカイロプラクティックの松本です。
顎関節症でお越しになられる患者さんがたくさんいらっしゃいます。
顎に異常を感じたらにまずは病変が無いか歯科医に診てもらって下さい。
その後先生と相談してカイロプラクティックを検討してみて下さい。
症状は主に
顎関節周辺の筋肉の痛み。
顎関節の雑音
開口障害と異常運動
があります。
日本顎関節学会の病態分類では
①咀嚼痛障害
②顎関節痛障害
③顎関節円盤障害
④変形性顎関節症
この4つに分類されていますがカイロプラクティックの適用範囲は
①と②です。
顎の関節は可動域が大きく不安定な形状をしています。
関節円盤があり、さらに動きやすくなっているため
顎が外れたなどということがおきます。
また、噛む力は非常に強く歯ぎしりの場合500~1000㎏の力があります。
不安定な顎関節を安定させているのが内側翼突筋と外側翼突筋であり
その筋肉の張力で顎が外れないようにしています。
片側だけで噛んでいると筋肉の張力のバランスが崩れて
どちらかに顎がズレるといった現象が起きます。
他にも咬筋、側頭筋、舌骨筋も大きく作用しています。
顎関節症の原因は不明ですが日常の食事の際の噛み方のクセが関わってくるので
気が付かないうちに顎のゆがみが起こりそのまま使い続けることで関節に負担がかかり
痛みがでたり、開閉が上手くできなくなったりと障害が発生します。
また無意識の食いしばりが原因になっているケースが大変多くみられます。
噛み方のクセ以外に、頚椎のゆがみも原因にあげられます。
顎関節の運動軸は頚椎の2番にあります。
ゆがみ方によって顎が引っ張られて顎関節に影響を与えます。
ただぶらさがっている関節なので影響を受けやすいのです。
当然頚椎だけがゆがむことはなく胸椎、腰椎、骨盤と全身を調整して
全身のバランスを調える必要があります。
歯科医の治療と頚椎の調整をセットで行うのが理想的です。
今日もデスクワーク頑張って下さい。
頬杖はしないで下さいね。
症例報告 あごが痛い