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左足首が硬い
症状
30歳 女性。新日本橋勤務のデスクワーカー。以前から左足首が少し硬く違和感があった。自分でも足首を回したり、ストレッチをしている。最近は長く歩くと左足がだるくてつらい。普段運動はしていない。
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施術内容
姿勢は反り腰と猫背がある。
検査をすると左足関節には問題はないが周囲の筋肉に緊張があった。
また右股関節の可動性が全体的に低下していた。殿筋群の緊張が強い。デスクワークによる運動不足と骨盤周りの筋緊張により股関節の可動性を低下させていた。
そのために歩行時に骨盤がねじれてしまい代償的に左足首に負担がかかっていたと思われる。左足の緊張した筋群をゆるめ、骨盤周り、特に殿筋群を中心に緊張をとる。
右股関節の可動性を戻すようにモビリゼーションを行う。
骨盤矯正と反り腰、猫背の矯正をして前後左右全体のバランスを整える。1回の施術で90%改善がみられた。
自宅でのストレッチのアドバイス。
座り方の指導をする。経過観察中。
実際に左足首は硬いわけではなく
ゆがみによって左足首に大きな負担がかかっていたために
硬く感じていたと思われます。
さらに詳しく
運動連鎖的評価
足が偏平足の場合足部回内により下腿・大腿の内旋、膝外反、股関節屈曲、骨盤前方回旋位をとります。
足がハイアーチの場合足部回外により下腿・大腿の外旋、膝内反、股関節伸展、骨盤後方回旋位をとります。
このように足からの運動連鎖を考えることが施術をする上で基本になりますが逆に上半身のゆがみから下肢へ運動連鎖的評価をすることも必要です。
下半身→上半身、上半身→下半身 または 右半身→左半身、左半身→右半身
など様々な方向から運動連瀬を評価します。
前後左右で運動連鎖の評価をしていきます。