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開脚ストレッチすると内ももが痛い②
症状
29歳女性。大手町勤務。デスクワーカー。2年前からジャズダンスをしている。3か月前に開脚ストレッチを深くやったら左ももに痛みが出た。自分でさすったり、マッサージをしたが痛みは変わらず最近では90度も開かないうちに筋肉がちぎれるような痛みが出るようになってしまった。日常生活では痛みはない。
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施術内容
来院時姿勢は反り腰で上体は少し前傾している。全体的に関節の可動域はあるが、筋肉が非常に固い。特に大腿四頭筋と腸腰筋、殿筋群が固い。そのために骨盤が前傾して反り腰になり骨盤の開きもみられた。正しい位置で足を動かせない状態になっていた。
施術は緊張した筋肉をゆるめながら腰椎、骨盤、股関節のバランスをとる。初回で多少痛みが軽減した。自宅でのストレッチのアドバイス。5回の施術で90%の改善がみられた。
さらに詳しく
ゴムチューブを伸ばしたところを想像して下さい。
伸ばしていくと一番伸ばされた箇所は負荷がかかりやがて切れてしまいます。
開脚ストレッチ痛で起きていることはこのゴムチューブと同じで
身体のゆがみによって均等に筋肉がストレッチできていないために
筋肉がちぎれないように痛みとしてSOSのサインを出しているのです。
開脚ストレッチは日常生活の動きではないので、わずかなゆがみで痛みが生じる可能性があります。
よって骨盤周辺を中心に全身を施術することになります。
筋肉は筋膜によってつながっています。
痛みが出ている箇所以外にゆがみや筋緊張がある場合がほとんどです。
参照:医学書院 アナトミー・トレイン