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腰猫背による腰痛
症状
30歳男性。デスクワーカー。岩本町勤務。
20年以上前から慢性的な腰痛があり、ギックリ腰は何回もやっているという。
今朝から腰の調子が悪かったが出勤。座っていると腰が固まってしまい、ギックリ腰になりそうで普通には動けない。
午後からますます辛くなり、かろうじて歩けるが真っすぐ身体を起こせずに、前かがみ状態になってしまった。
普段から姿勢が悪く猫背になりやすいという。
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施術内容
来院時、ほぼギックリ腰の状態で来院。姿勢は身体がやや前傾で痛みがあり上半身を真っすぐに起こせない状態でした。
骨盤が後傾して腰から背中全体が丸まっている腰猫背の状態で胸椎と腰椎の関節が機能不全を起こしていた。
そのために腰仙部に負担がかかっていました。
背中、骨盤周りの筋肉の緊張をゆるめながら胸椎と骨盤の矯正を行い、前後左右のバランスを整えました。
施術後は、上半身を起こせるようになり、歩行もスムーズにできるようになりました。
前屈は70%改善がみられ、3回の施術でほぼ痛みはなくなりました。
自宅でのストレッチ、姿勢のアドバイスをしました。
さらに詳しく
腰猫背は本来前のカーブがある腰椎が丸まってしまっていて腰を関節で支えられない状態になります。
代償的に筋肉・靱帯・椎間板に負担がかかりやすくなり反り腰の方より腰痛が辛いことがあります。
原因は日常生活の座り方が大きく関係があります。
今回は早急に施術を行なえたことが早期改善につながりました。
痛みがあっても動けるのであれば早めの対処が有効です。
時間が経つと痛みをかばって体のバランスが大きく崩れてしまい改善に時間がかかることがあります。
また、長年の不良姿勢が原因の場合も同様に時間がかかることが多いです。
長時間座っていると背中が丸くなりやすく、胸腰移行部の本来のカーブが失われやすいので、座り方には注意が必要です。