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タイトハムによる腰痛
症状
40歳男性。大手町勤務、デスクワーカー。
しつこい腰痛で来院。
ぎっくり腰になりそうな不安定な感覚だという。
歩いたり、軽く走ったりはできるが
前にかがんだり、椅子から立ち上がる時など
注意しないと危ないという。
デスクワーク中は椅子は浅く座っていることが多い。
運動はほとんどしていないという。
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施術内容
姿勢は背中から腰にかけて猫背の状態で骨盤は後傾している。
背筋群の緊張と臀部が硬い。
特にハムストリングスが非常に硬く骨盤を後傾させていた。
施術は緊張している筋肉を緩めることからはじめ、
猫背矯正、骨盤矯正を施す。
1回で不安定感が90%減少。
自宅でのストレッチ、座り方のアドバイス。
3回でほぼ改善がみられた。
経過観察中。
さらに詳しく
デスクワークで浅く座り背もたれを使っている方にタイトハムといわれる
ハムストリングスが固まってしまっている状態の方が多く見られます。
ハムストリングスは坐骨に付着しているため硬くなると骨盤を下方へ
引っ張ります。結果骨盤は後傾し、重心が前にずれてしまいます。
重心線が崩れて骨盤で上体を支えられなくなると腰に不安定感が出てきます。
そして骨盤の機能低下の代償に殿筋、背筋群に過緊張が起こります。
ハムストリングスのストレッチとマッサージをするようにして下さい。
マッサージはテニスボールやフォームローラーでハムストリングスの下において
体重をのせてほぐして下さい。
継続すれば少しずつ柔軟性がでてきますよ。