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肩甲骨内側の凝り
症状
35歳女性。デスクワーカー。半年前から左肩甲骨周りのコリを感じていてテニスボールを使って自分でほぐしていたがますますひどくなり仕事に集中できない。最近では寝る時も背中が張っていてなかなか寝付けない。
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施術内容
姿勢は前方頭位姿勢で猫背反り腰もある。
重心は左に流れている。常に左の肩周りの筋(特に肩甲挙筋、菱形筋)が伸張性の緊張がある。
反対の右肩甲骨周辺の筋も固まっているためにより左肩甲骨に負担がかかっていたと思われる。施術は緊張している肩甲骨周りの筋肉をゆるめる。
猫背の矯正と身体全体のバランスを戻すようにアプローチをする。
3回の施術で80%の改善がみられた。経過観察中。
さらに詳しく
肩甲骨には多くの筋肉が付着しています。
僧帽筋、三角筋、広背筋、上腕三頭筋、前鋸筋、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋、大円筋、肩甲挙筋、上腕二頭筋、大菱形筋、小菱形筋、烏口腕筋、小胸筋。
これら複数の筋肉が協調して肩甲骨を動かしています。
どれかひとつでも正常に機能しなくなればいずれはコリや痛みなどの症状が出る可能性があります。また、猫背のために肩甲骨が正常な位置にない状態で筋肉が固まると改善に時間がかかることもあります。
赤色が筋肉の起始部。青色が筋肉の停止部.肩甲骨周りは多くの筋肉が存在しています。
参照::ネッター解剖学図譜 丸善㈱