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五十肩2
症状
50歳男性。神田勤務。デスクワーカー。
一年前から少しずつ右腕を動かすと右肩の前が痛むようになった。
その後、徐々に痛みが増してきため、整形外科を受診。
レントゲン、MRIを撮り、五十肩の診断を受けた。
定期的に運動療法とハイドロリリース注射を受けているが
大きな改善は無く、少しずつ悪化している。
可動範囲も狭くなり不安になったため来院されました。
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施術内容
姿勢は猫背、巻き肩が強く肩甲骨と上腕骨の関節軸がずれていた。
腕を上げたり、後ろに回す動作が特に痛みがあった。
施術は、肩周辺の緊張した筋肉を緩和させることから
はじめ、その後少しずつ関節可動域を拡げていきました。
初回で大きな改善がみられ、10回の施術で違和感は
あるものの痛みなく、水泳ができるようになりました。
状態に合わせてストレッチとエクササイズの
アドバイスをしました。
経過観察中。
さらに詳しく
五十肩といわれる肩関節周囲炎の根本原因は不良姿勢にあります。
猫背、巻き肩の状態で動作を続けた結果、軽い違和感から始まり、
筋肉の張り、関節のひっかかり、痛み、可動域の制限、関節の拘縮につながります。
痛いから動かせない、動かせないから固まる、この悪循環が症状の改善を妨げ、悪化させることになります。
放置しても一年程で自然に治ることもありますが、肩関節のひっかかりや違和感が残る場合が多いです。
施術で大切なことは固まらないように肩を揉んだり、ぐるぐる回せばよいわけではなく
肩関節の土台部分である背骨、肩甲骨、骨盤を整えることが一番大切です。
また、ゴムチューブを使った肩のインナーマッスルのトレーニングも再発防止に有効です。