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下山中に膝が痛くなる
症状
55歳女性。定期的に登山をしている。
登山の距離が長くなると下りの時に
左膝が痛くなる。
日常生活レベルでは痛みがでることはない。
整形外科では変形性腰椎症、変形性股関節症の
診断を受けた。
膝関節は少し隙間が狭いが異常はないという。
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施術内容
姿勢は骨盤が後傾し脊柱のS字カーブが消失して
真っすぐな状態で脊柱の柔軟性が低下していました。
足底アーチの低下。
股関節、骨盤の連動性の低下。
施術はフラットになった脊柱に対し生理的湾曲を戻す様にアプローチ。
骨盤矯正、股関節の調整。足底アーチの矯正とテーピング。
自宅でのストレッチ指導。
3回の施術で登山中の膝の痛みはなくなった。
経過観察中。
さらに詳しく
登山時に限らず、階段の下りで膝が痛い方が多くみられます。
原因は下り方が問題ではなく
元々の体のゆがみや関節の可動性低下、筋肉の緊張で
膝に負担がかかっている状態で登山をすることで疲労がたまり
膝に痛みがでるのです。
特に股関節の可動性に問題がある場合は代償的に膝が痛くなる
傾向があります。
登山中に膝が痛くなった時の応急処置
①大腿四頭筋のマッサージ
過緊張した大腿四頭筋をゆるめることで膝が楽になります。
②殿筋群のストレッチ
過緊張した殿筋群をゆるめることで
股関節の動きが改善します。
③テーピングをする
テーピングをすることで膝の負担が軽減します。
膝のお皿の周りを少しテンションをかけて
下から上にテーピングをします。
その後は整形外科で器質的問題がないか診察をしてもらって下さい。
次にお近くのカイロプラクティックを受けて運動機能の問題がないか
みてもらうようにして下さい。