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ゴルフ肘
症状
23歳男性。デスクワーカー。毎週末コースと練習を欠かさず行うほどのゴルフ好き。
最近ゴルフ中に右肘の内側に痛みを感じるようになった。プレーを終えると楽になっていたので放っておいたが最近荷物を持とうと力を入れたり右肘の内側を触ったりすると痛みを感じるようになった。 -
施術内容
右肘内側に圧痛が見られ肘関節の曲げ伸ばしも少し痛みを伴う。姿勢は猫背、体幹の回旋が減少。
スウィング時に体の回旋がスムーズに行えておらず足りない分を腕で補おうと肘が体から離れることでインパクトまでの軌道で肘に無理な力がかかってしまい炎症を起こしてしまったようです。
内側上顆炎、通称ゴルフ肘と呼ばれる症状の可能性が高い。肘周囲の筋緊張だけでなく肩・肩甲骨・体幹の動きをスムーズにし肘関節にかかる負荷を分散するようにアプローチ。初回で6割の改善。
3回目で日常生活内での痛みが消失し、6回目の施術で運動中も気にせずプレーできるようになった。
さらに詳しく
ゴルフをプレーする人がなりやすい肘の内側に痛みが出る症状です。
上級者よりもスウィングの安定しない初心者やたまにしかプレーしない人に見られやすい症状とも言えます。肘が身体から大きく離れてスウィングしていたり手首や腕に力が入り過ぎてスムーズに行えない事で肘への負荷が増し症状を引き起こすからです。
ゴルフ肘(内側上顆炎)は肘の内側の筋肉の付着部が炎症を引き起こす事で痛みを感じます。繰り返し無理が掛かった状態で使い続ける事が原因で引き起こされます。対処法としては症状が改善するまでスポーツは控えて頂き、患部を安静にする事が大切です。
施術においては過緊張した筋肉の緩和と手首・肩・体幹などスウィング中に関連するカラダのバランスを改善し肘に過度な負荷がかかる状況を改善していきます。また温熱療法で緩めたり、テーピングやテニスバンドでの固定も症状の緩和に役立ちます。
手を使う仕事をされている方は長引く傾向にあります。
保存療法で改善が見られない場合は適切な医療機関で
炎症を抑えるためのステロイド注射や手術などの選択肢も必要になる場合があります。
体幹の柔軟性の低下がゴルフ肘の原因になります。