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ふくらはぎの張り
症状
32歳女性。新日本橋勤務。デスクワーカー。半年前からふくらはぎの張りが強くつらい。
ストレッチや揉みほぐしたりしているがまったく良くならず、オイルマッサージなども受けたがその日のうちに戻ってしまう。運動をすると少し楽になるが張りが強すぎて運動する気にならない。 -
施術内容
姿勢は反り腰、猫背があり触診ではふくらはぎだけではなく身体全体的に張りが強い。
特に大腿四頭筋と腸腰筋の緊張が強い。
その為、骨盤は前傾してしまい身体全体の中心軸が前にずれている状態だった。
前に引っ張られる身体を倒れないようにするために常に背面を緊張させている状態で特にふくらはぎに負担がかかっていた。施術は固まっている大腿四頭筋、腸腰筋をゆるめる。
前傾骨盤の矯正、猫背矯正して重心を戻すようにアプローチ。初回で90%の改善がみられた。自宅での大腿四頭筋と腸腰筋のストレッチと腹直筋の弱化もあるので強化エクササイズの指導をする。
経過観察中。
さらに詳しく
腸腰筋は、腰椎と大腿骨を結ぶ筋肉。大腰筋は第12胸椎から第5腰椎までの椎体、椎間板、肋骨突起から大腿骨の小転子に付着する筋肉です。作用は腰椎の安定と股関節屈曲です。この筋肉が緊張すると腰椎を前下方に引っ張り反り腰になります。また股関節の関節軸を狂わせて股関節の障害にもつながります。
腸骨筋は腰椎に対する作用はなく股関節の屈曲運動に作用します。股関節の可動性低下すると腰椎に負担がかかり腰痛の原因になります。
大腿直筋は骨盤からスタートしている筋です。この筋が硬くなって縮んでしまうと骨盤が前下方に引っぱられることになります。その結果、骨盤の前傾が起こりやすくなります。骨盤の前傾が起こると、上半身が前方に引っ張られるため、バランスをとるため腰を反らす姿勢を取ってしまい、関節に負担がかかってしまい腰痛を引き起こします。
腸腰筋
大腿四頭筋