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かかとが痛い
症状
大手町勤務43歳 男性。デスクワーカー。
1週間前から、右足のかかとが痛い。
歩き始めが特に痛く、歩いているとだんだん楽になってくるが、少し休んでから歩くとまた痛くなる。 -
施術内容
来院時、右足のかかとに少し痛みが出ていた。
足首は全体的に固く、土踏まずがなく偏平足だった。
足の指をひとつひとつチェックすると全て固く柔軟性がない。
そのためかかとに大きく負担がかかっていたと思われる。
骨盤のゆがみもあり、左足に重心をのせられないことでさらに右のかかとに負担をかけていた。足関節の可動性をつけ、足の指の動きをひとつひとつ改善させる。右足の土踏まずにはテーピングを施す。
また、左足に重心をかけられるように骨盤を矯正する。自宅でのストレッチと青竹踏みと足趾エクササイズの指導。
3回の施術でほぼ痛みは無くなる。
経過観察中。
さらに詳しく
足の土踏まずの部分内側縦アーチの機能は荷重と衝撃吸収作用です。内側縦アーチは、足底腱膜の結合組織としての弾力と張力、および骨の形状という他動的な力と、筋力による自動的な力によって支えられています。足部に体重がかかると、内側縦アーチを介して主として踵部と母指球に力が分散されます。つまり、足底腱膜がスプリングのように働き、体重を吸収・分散させます。比率は踵部が60%、前足部が28%、中足部が8%。
また、前脛骨筋、後脛骨筋は内側縦アーチを引き上げるように働くが、衝撃吸収作用の主体は足底腱膜のスプリングです。
足のアーチは他にも外側縦アーチと横アーチありますが機能としては同じく衝撃吸収や安定化に働きます。
アーチの崩れは筋肉に負担をかけます。足趾の筋肉には外在筋と内在筋があり、外在筋は足部の動きに関与していて主に足首を動かします
内在筋は足趾の動きに関与している小さい筋肉です。いわゆる踏ん張るための役割もあり
内在筋の機能低下は前足部と中足部での体重吸収・分散ができなくなり踵部に負荷が集中してしまい踵の痛みが生じます。